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秋の風物詩、“鮎やな”が完成  延岡水郷鮎やな

延岡市大貫町の大瀬川に、延岡観光の秋の目玉となる「鮎やな」が架設されました。ほぼ例年通りで、落て簀を間近で見られる桟橋も完成しています。架設期間中は毎日ライトアップされます。

鮎やな漁は、西風が吹くと産卵のために川を下る鮎の習性を利用した伝統的漁法。五ケ瀬川では300年以上の歴史があります。杉丸太で組みあげた「うま」を川幅いっぱいに立て、竹で組んだ「立て簀(す)」を「うま」の前面に立てることで、川の流れをせき止め、中央部分に竹のスノコで造った「落て簀」に誘い込みます。

延岡水郷鮎やなでは、13年前から梁師(やなし)の高橋生矢さん(71)が、鮎やなの架設作業を監修しています。鮎やなは長さが約100メートルあり、鮎やなの規模としては国内最大級となります。

やなを望むかわまち広場には、鮎料理を堪能できる囲炉裏席が設けられています。囲炉裏席の営業は11月28日まで(火曜定休)。営業時間は11月20日までの平日が11時〜15時、17時〜21時、土日祝日が11時〜21時、11月21日〜28日が曜日に関係なく11時〜16時。詳しい問い合わせは「あゆ処 国技館」(電話0982・23・1905)へ。