• 2020.10.23

延岡・愛宕山から望む月を「日本百名月」認定-夜景観光コンベンション・ビューロー

一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー(東京都中央区・代表理事丸々もとお)が認定する「日本百名月」に、延岡市の「愛宕山展望台から望む月」が登録された。九州では5カ所目で、宮崎県内では初の認定となる。

 

同プロジェクトは、「月の魅力」を時代に即した観光視点から捉え、より強大な日本の夜景資源へと昇華させること目的に、今後百年続く新たな観光ブランドを創設しようと、同ビューローと近畿日本ツーリストグループを統括するKNT-CTホールディングス株式会社が2016(平成28)年5月にスタートさせた。

 

日本各地に数多ある「美しい名月」の魅力を国内はもとより、海外の観光客に存分にアピールし、日本の名月の観光資源化を目指している。「日本百名山」の名月版。

 

「愛宕山からの月」は今年10月2日に開かれた日本百名月推進委員会で、全国約100カ所のノミネートの中から、第6回認定登録地(6カ所)の一つに選定された。これで全国の登録地は58カ所となった。

 

九州のこれまでの認定登録地は、「稲佐山から望む月」(長崎県長崎市)、「竹田市・岡城・荒城の月」(大分県竹田市)、「たがわ炭坑節の月」(福岡県田川市)、「水郷柳河の月」(福岡県柳川市)の4カ所だった。

 

愛宕山(標高251.3m)は、延岡市街地を分断するように突き出した山で、古来より「笠沙山(かささやま)」と呼ばれ、天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫であるニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出逢い、結婚したという伝説が残る。

 

山頂付近にある展望台からは約300度のパノラマが広がり、晴れた日は日向灘や四国の山並みまでの眺望が可能。伝説をもとに恋人同士が鳴らす「鐘」と、南京錠をかけて愛を誓う「錠かけモニュメント」、蓄光石(ちっこうせき)を敷き詰めて天の川を再現した「光の小道」が整備され、〝出逢いの聖地〟として人気を集めている。

 

特に夜は、眼下の延岡市街から奥に突き抜けた半島まで、海岸線沿いに伸びやかな夜景が楽しめる。工業地帯や住宅街など明かりの種類も豊富で、2004(平成16)年には宮崎県内で唯一「日本夜景遺産」に認定された。

 

同ビューローの公式ホームページには、「広々とした空や海は月を愛でるロケーションとして抜群の開放感だ。満月が昇る日は大海原に『月の道』が浮かび上がり、夜景をより幻想的に昇華。まるで街明かりと自然の月が出逢い、結ばれていくような幽玄なる光景が楽しめる」と紹介されている。

 

今回の認定登録について延岡市の読谷山洋司市長は、「夜景が美しいことに加え、日本百名月が観賞できる場所であり、元々は神話に出てくる神々が出逢いの地であることをこれからも多くの人にPRしていきたい」と話している。

関連記事


過去の記事

スポンサー広告

ページ上部へ戻る