「のべおか神話」絵本の英語版を寄贈  記紀編さん1300年延岡実行委

記紀編さん1300年延岡実行委員会の伊藤俊郁会長らが2月6日、延岡市役所の教育長室を訪れ、同委員会が作成した神話絵本「のべおか神話」の英語版160冊を笠江孝一教育長に贈呈しました。市教委では市内16の中学校に配布していく予定です。

同委員会は古事記編さん1300年となる平成24年度から、延岡が神話のふるさとであることを広く市内外に発信しようと、市民有志ら30人で様々な活動を展開しています。

神話絵本は、幼い子供たちでも延岡にまつわる神話の話が分かり、親しみが感じられるようにと平成26年度事業で同委員会が作成しました。

B5判24ページ。サルタン(サルタヒコ)をガイド役に、イザナギ、イザナミの国づくりからニンニン(ニニギノミコト)の天孫降臨、笠沙の岬でのニンニンとハナハナ(コノハナサクヤヒメ)の出逢いと結婚、出産、その子・ホーリー(ホオリノミコト=山幸彦)の結婚と出産、さらにその孫・ヤマト(カムヤマトイワレヒコ=神武天皇)の美々津からの舟出など、延岡にまつわる神話の世界を市内在住のイラストレーター・miyuさん(酒井美由紀さん)のかわいいイラストを中心に、親しみやすい愛称と話を散りばめて紹介しています。

英語版は、昨年8月まで延岡市の国際交流員を務めていたアメリカ出身のデヴィン・レッキオさんに英語訳を依頼し、市の市民まちづくり活動支援事業の補助金約30万円を活用して400部を作成しました。

贈呈式には伊藤委員長とイラストを担当した酒井さんが出席。伊藤委員長が「中学校の授業などで活用していただきたい」と述べ、笠江教育長に絵本を手渡しました。これに対し笠江教育長は「ふるさと教育に力を入れていますので、貴重なものをいただきありがとうございます。子供たちも興味を持ってくれるのではと楽しみにしています。中学校に配布して教育に役立てたいと思います」とお礼を述べました。

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