長浜地区津波避難タワーが完成-延岡市

延岡市が長浜地区で建設を進めていた、市内初となる津波避難タワーが完成しました。8月19日午前10時から現地で開所式が行われます。

同地区は、平均標高が3・5メートル。南海トラフ巨大地震時に発生する津波の浸水深4メートルと想定されていますが、避難に際して最短到達時間内(17分)に避難する場所がない「特定津波避難困難地域」になっています。

建設された津波避難タワーは、長浜町2丁目の市道沿いにある市有地(畑地)に鉄筋コンクリート造2階建て(2層式)で、1層目、2層目ともに110平方メートルの避難ステージがあります。避難ステージ高は想定される浸水深にせり上がり高3メートルを加え、1層目が7メートル、2層目が10メートルになります。非常電源付き1基、階段照明灯3基のソーラー式照明灯が付いています。避難対象人口は約440人です。

総事業費は用地費、委託料含め1億2843万4546円。昨年12月末から工事を行ってきました。

同市ではこのほか、今年度に二ツ島地区と熊野江地区、29年度に土々呂地区で同様の津波避難タワーもしくは避難施設の整備を計画しています。熊野江地区は熊野江小学校校舎の屋上につながる階段と屋上の転落工事を工事中で、年度内の完成を予定。二ツ島地区では今年10月末にも工事に入り、やはり年度末の完成を目指します。

首藤正治市長は「4月に熊本地震が発生し、地震に対する危機感が改めて身近なものとなった。南海トラフ大地震への恐怖感、心配があるなか、必要とされていた避難タワーが完成したことで、一歩前に進むことができた。他地区についてもなるべく早期に整備を進め、着実に完成させていきたい」と話しています。

開所式では、午前10時から神事の後、午後1時半から地元住民を対象にした約1時間程度の見学会を開催予定です。詳しくは延岡市危機管理室(電話0982・22・7077)へ。

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