延岡市小野町の沖田川で、ゲンジボタルの乱舞が最盛期を迎えています。辺りが薄暗くなる午後7時半過ぎからフワリ、フワリと黄緑色の光が浮遊を始め、闇の深まりとともに無数のホタルが光を同調させて飛び交う。夜の8時から9時ごろまでが見頃だそうです。
延岡市内ではこれから、ホタルの里として知られる北川水系の小川河畔などでもゲンジボタルの乱舞が見られます。5月26日には恒例の「北川ホタルまつり」が開かれます。
ゲンジボタルは体長12~18ミリと、国内に生息するホタルの中でも最も大きい。日本全国に生息し、初夏になるとサナギから返った成虫が交尾のため水辺近くを乱舞します。
小野町の沖田川では、延岡道路高架橋下付近から下流にかけてを中心にゲンジボタルの乱舞が始まり、週末ともなると観察に訪れる市民が増えます。
周辺には民家があり、この時期はホタルの乱舞を撮影するカメラマンも多いことから、観賞の際には、大きな声を出したり、ライトで川面を照らすなどの行為をしないなどのマナー遵守が求められています。