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水郷鮎やながオープン  延岡の秋の風物詩

延岡の秋の風物詩、五ケ瀬川水系の鮎やな漁が10月1日解禁され、大貫町の「延岡水郷鮎やな」でオープン式が行われました。当面は食事棟のみのオープンで、“鮎やな”は今月下旬をメドに架設する予定という。同市北方町の川水流鮎やなでは“鮎やな”の架設工事が進んでおり、今年も市内2カ所で“鮎やな”が見られることになります。オープン式で延岡観光協会の谷平興二代表理事は「高速道が開通した今年は期間中、昨年を上回る2万人の集客と売上高6千万円を目指します」と宣言しました。

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「鮎やな」は、産卵のため川を下る落ちアユの習性を利用した伝統漁法で、300年以上の伝統があるといわれています。水郷鮎やなでは今年も延岡観光協会がやなを架け、食事処は春日町の「有限会社国技館」が「あゆ処 国技館」として運営します。
今年は鮎やなが架かる左岸側の河川敷が「かわまち交流広場」として整備され、周辺環境が整いました。芝生広場の一角には、昨年も設置された現物大の落て簀(す)のオブジェもお目見えしました。
1日は午前11時からオープン式が行われ、市内の政財界はもとより近隣市町の観光関係者ら約120人が出席しました。谷平代表理事のあいさつに続き、首藤正治延岡市長、清本英男延岡商工会議所会頭が祝辞を述べ、総勢16人によるテープカットが行われました。
この後祝宴が行われ、国技館の竹内圭介社長は「今年で6年目になりますが、今年は素晴らしい広場ができ、楽しみ方がまた一つ増えました。例年以上に市外からの問い合わせ、予約が増えており高速道路の開通効果が大きいようです」などと話し、今年にかける期待感をのぞかせていました。
水郷鮎やなの開設期間は12月6日まで。営業時間は午前11時~午後10時です。詳しくは「あゆ処 国技館」(電話0982・23・1905)へ。

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