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初の「ストライダー」競走イベント盛況 延岡

幼児向け二輪遊具・ストライダーを使った競走イベント「山下こだいっちゃんカップ」が10月14日、延岡市の山下新天街で開かれた。

ストライダーは、ペダル、ブレーキのない二輪遊具で、2歳ぐらいから乗れ、バランス感覚を養うことができるという。ストライダーを使ったイベントは延岡市では初となる。

中心市街地の活性化を目的に、アウトドア体験のNPO「ひむか感動体験ワールド(愛称=ノベスタ)」が初めて開催した。「こだいっちゃん」は同商店街近くの今山にある「日本一の弘法大師像」をPRするマスコットキャラクター。

会場の山下新天街は宮崎県北最長という330メートルの全天候型アーケードのため、雨天でも安心してイベントが楽しめる。しかし、近年は空き店舗が目立ち、日頃は閑散としている。

2歳児クラスから小学5年生クラスまで62人が参加。年代別に分かれ、2人対戦の勝ち抜き形式で50~100メートルの直線競走を行った。

レースではスマホ片手に伴走する母親や、レース直前に泣き出した子供とストライダーを抱えて走る父親の姿もあり、応援の人垣も笑顔にあふれた。

ノベスタ理事で実行委員長の三井寿展さんは「念願だった延岡でのストライダーイベントが開催でき、とてもうれしい。来年以降も継続開催したいし、ママチャリを使ったイベントなども企画したい」と振り返った。