アウトドア天国・延岡の冬の楽しみ方を提案する「ノベ☆スタ ウインターサミット2016」は1月30日、31日の両日、延岡市内各地でバイク、ロッククライミング、ボルダリング、氷結滝トレッキングという4つのイベントを行いました。
そのうち氷結滝トレッキングでは、市内外から8人が参加。上鹿川の大崩山宇土内谷登山口から徒歩約50分の場所にある「三段滝」を目指しました。
三段滝は、標高約1200メートル地点にあり、一段目だけでも約40メートル、全体では100メートル以上の落差があります。日陰になりやすいため、極寒期には岩場の斜面を流れる水が全面氷結。アイゼンやパイルなどの特殊な装備を使って凍った氷壁を登る「アイスクライミング」の九州有数のポイントとして、県内外から愛好者が訪れるスポットとなっています。
暖冬が続いた今年も1月中旬からの寒波でいったんは全面氷結が確認されていましたが、この日は数日前の雨の影響や気温上昇により氷が溶けている可能性があり、参加者は気をもみました。
鹿川渓谷の入口にある今村駐車場に集合した後、3台の車に分乗し宇土内谷登山口を目指しました。宇土内谷からは徒歩でかつての林道跡を進みます。途中何カ所から土砂で埋まっている場所があるものの、標高差がゆるやかで比較的歩きやすい道のりが続きます。
道路脇には氷柱が残っている場所もあり、参加者のテンションを高めてくれます。三段滝手前の斜面にも凍っている場所が見られ、参加者の一人は「延岡でこんな光景が見られるとは思わなかった」と話していました。
ようやく到着した三段滝は、雨の影響からか氷結度合いは盛期の三分の一程度。それでも参加者は自然が造り出す雄大な造形美に見入ってました。
比叡山で行われたロッククライミングには7人が参加しました。参加者は、ノベスタ山部会の三澤澄男さんら講師に指導を受けながらロッククライミングにチャレンジしました。はじめは恐る恐る上っていた参加者も2度、3度と上るうちに慣れてきたようで楽しそうに岩登りを楽しみました。
また、のぼりざるフェスタのマスコットキャラクターの「のぼるくん」もイベントに駆けつけ、ロッククライミングに挑戦して、参加者を楽しませていました。