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地元の意地、鎧坂(旭化成)が激戦の1万制す GGN

「第28回ゴールデンゲームズinのべおか」は5月7日の午後零時15分から延岡市営西階陸上競技場で開かれ、注目の男子1万メートルは鎧坂哲哉選手(旭化成)が27分57秒63で制しました。旭化成勢はまた、男子5千メートルAで有村優樹選手、同Bで市田宏選手がともに2位に入る力走を見せたほか、同Hを関口海月選手が制すなど随所に地元の声援に応える走りを見せました。

大会には、9種目29レースに昨年を上回る744人(男子479人、女子265人)がエントリー。今年は中部、中国地域の実業団大会と日程が重ならず両地区の有力選手らが大挙出場したものの、気温と湿度が比較的高かった影響か、8月にロンドンで開く世界選手権の標準記録を突破する記録は出ませんでした。

リオデジャネイロ五輪1万メートル銀メダリストのポール・タヌイ選手(九電工)がペースメーカーを務めた1万メートルは、大会記録保持者の村山謙太選手(旭化成)、昨年Vの市田孝選手(同)ら有力選手が序盤からレースを引っ張りました。

そんななか、4月29日の織田記念5千メートルで日本人トップとなる13分32秒16をマークするなど好調を維持する鎧坂選手が、中盤から徐々に順位を上げ、は佐藤悠基選手(日清食品グループ)、設楽悠太選手(Honda)、横手健選手(富士通)らと激しいトップ争いを演じ、残り1000メートル付近でトップに立つと、そのまま後続を引き離し唯一人28分を切る好タイムでトップゴールを果たしました。