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記録ラッシュの予感  5月6日にGGN

「第28回ゴールデンゲームズinのべおか」は5月7日の午後零時15分から延岡市営西階陸上競技場で開かれます。今年は中部、中国地域の実業団大会と日程がずれたため、両地区の有力選手らが大挙出場。9種目29レースに昨年を上回る744人(男子479人、女子265人)が出場を予定。8月にロンドンで開く世界選手権の標準記録突破を目指したハイレベルなレース展開が予想され、例年以上の記録ラッシュが期待されます。

 

 

参加チーム数の内訳は実業団・一般87チーム、大学20校、高校16校、中学校41校、小学生クラブ9チーム。小学生女子800、同男子1000から、中学生男女3000、男女1500、男女5000、男子1万に分かれ、国内最高峰のレースを繰り広げます。

 

 

大会で注目が集まるのは、男子の1万メートルと5000メートル。1万メートルでは4月29日の織田記念5千メートルで日本人トップとなる13分32秒16をマークするなど好調を維持する鎧坂哲哉選手、日本歴代7位の好記録を持つ村山謙太選手、昨年のこのレースの覇者で4月の兵庫リレーカーニバル1万メートルで日本人3位に入った市田孝選手、今年のニューイヤー駅伝で活躍した大六野秀畝選手ら旭化成勢に期待が懸かります。

 

これに加え、兵庫リレーカーニバルで日本人トップだった横手健選手(富士通)、今年の東京マラソンで2時間9分27秒をマークして日本人3位に入った設楽悠太選手(Honda)、日清食品グループの佐藤悠基選手、27分51秒54の自己ベストを持つ設楽啓太選手(埼玉陸協)ら国内を代表するスピードランナーたちが、世界選手権の参加標準記録(27分45秒)突破に挑みます。このレースでは、26分台のスピードを持つポール・タヌイ選手(九電工)がペースメーカーを務めます。

 

男子5000はA〜Kの11グループに分けて行われます。Aグループは、ペースメーカーのジョナサン・ディク選手(日立物流)をペースメーカーに、好調が伝わる旭化成の有村優樹選手と茂木圭次郎選手、箱根駅伝連覇中の青山学院大卒の一色恭志選手(GMOアスリーツ)、早稲田大からカネボウに入った平和真選手らの若手が、13分22秒60の標準記録突破に挑みます。

 

同Bは連覇に挑む旭化成の市田宏選手に注目。外国人選手がひしめくCでは、1万メートル日本記録者の村山紘太選手(旭化成)は欠場することになりましたが、例年の倍近い外国人選手がエントリー。彼らのスピードに服部弾馬選手(トーエネック)、市川孝徳選手(日立物流)、松枝博輝選手(富士通)といった日本人選手がどこまで食らいつくかが焦点となります。

そのほか、リオ五輪マラソン代表の佐々木悟選手(旭化成)がエントリーする同F、亜細亜大卒の新人・関口海月選手(同)と今年の西日本延岡マラソンで連覇を達成した松尾良一選手(同)がエントリーする同Hなど注目レース満載です。

 

レースは、午後零時15分の小学女子800Bからスタート。5000レースは午後2時から順次スタートし、途中1500メートルの高速レースを鋏み、男子1万が同8時45分ごろ、続くファイナルの男子5000Aが同9時25分スタート予定です。

 

会場内では熊本地震に対する募金活動も行う予定。旭化成陸上部の西政幸監督は「世界選手権の参加標準記録突破を目指し有力選手が揃いました。ぜひ会場に足を運んでもらい、国内トップクラスの選手たちの力走に声援を送っていただきたい」と話しています。

 

会場では大会開催を記念したTシャツ(税込み2000円)が販売されます。