• 2019.8.21

和算の頂点にあった延岡  8月25日に第5回延岡市史編さんを願う講演会

 延岡市史編さんを願う会(九鬼勉会長)は8月25日(日)午後2時から、市中小企業振興センター5階会議室で「第5回市史編さんを願う講演会~市史は未来をひらく鍵~」を開く。入場無料。

 宮崎県内では県が置県百年事業として17年かけて31巻32冊の県史を編さんしたのに続き、都城市が全17巻、日向市が全11巻の市史を編さんするなど、自分たちの住むまちのアイデンティティーを明らかにし、未来への発展の基礎とするための努力が行われている。

 これに対し、延岡市では市制30周年の1963年に発刊された上下2巻を土台に、10年ごとに追加の市史が編さんされてきたが、市制が施行された1933年以降の行政史の意味合いが強い。同市には、「最大級で最良質の藩政史料」とされる内藤家文書を筆頭に、旧石器時代から時代区分ごとに県内を代表する遺跡・史跡、史資料がそろい歴史、文化的にも深い土壌がありながら、これまで古代から現代に至る本格的・体系的な市史が編さんされてこなかった。

 当日は、旭化成OBで和算研究家の松井信介さんが「江戸時代の数学の歴史と延岡市史」をテーマに、西洋数学に負けないほどの高いレベルがあった和算(江戸時代の数学)について講演する。

 松井さんは、延岡にある旭化成の煙突の高さ計算を任され、県内1の高さの構造物となった180メートルの巨大煙突を実現させた。

 松井さんによると、延岡内藤藩初代の内藤政樹は和算の研究家で和算大名と呼ばれた。日本の三大和算学者である久留島義太を延岡に呼び寄せ、6年間滞在させたほどで、「延岡は日本の和算の頂点の一つだった」という。

 九鬼会長は「本格的、体系的な市史編さんの機運をさらに高めるためにも、ぜひ多くの市民に参加してほしい」と呼びかけている。

 午後1時半開場。詳しくは九鬼さん(TEL090-1976-4927)へ。

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