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内藤とうがらしを使ったホワイトカレーが誕生 JAPANカレー亭

延岡市出北の「JAPANカレー亭」(甲斐忠男代表)が、市内で栽培がスタートした内藤とうがらしと内藤かぼちゃを使ったホワイトカレーを創作しました。10月31日、同店に生産者や行政関係者を集め、完成お披露目会が開かれました。この日は、甲斐代表がかねてから復興に取り組む郷土料理・八杯汁に内藤かぼちゃを入れたものも提供しており、ホワイトカレー同様に延岡を発信する新しいご当地名物料理にしたい考え。

内藤とうがらしと内藤かぼちゃは、延岡藩主だった内藤家と始祖を同じくする高遠藩内藤家の下屋敷があった東京・新宿で、江戸時代に盛んに栽培されていた江戸東京野菜。遠く離れた延岡市でも内藤家の縁でとうがらしが一昨年から、かぼちゃが昨年から栽培されています。

提供された献立は、カレーのスパイスに内藤とうがらしを使い、内藤かぼちゃの素揚げをカツレツにして添えた「ホワイトカレー」、内藤かぼちゃのドレッシングを使った「ミックスサラダ金粉添え」、内藤かぼちゃと高千穂町秋元産の川海苔入りの「のべおか八杯汁」、内藤とうがらしを入れた「アイスクリーム」、「内藤かぼちゃようかん」の5品。

お披露目会にはのべおか八杯汁会の平山昌伸副会長ら八杯汁会のメンバーを中心に、内藤とうがらしと内藤かぼちゃを生産している内藤とうがらし特産化推進会議の松田宗史副代表、川海苔生産者の飯干和男さん、行政代表、マスコミ関係者ら約20人が出席しました。

出席者は「辛いのが苦手だが、カレーは思ったほど辛くなく、後で辛みがくる感じで、辛さがスーッと引いて残らない」、「かぼちゃのカツはもう少し薄い方がいい」などと感想を述べていました。

甲斐代表は「赤いとうがらしを入れた白いカレーを作るのに苦労しました。内藤とうがらし、内藤かぼちゃの存在を一人でも多くの人に知ってもらう機会になれば」と話ました。ホワイトカレーなどの新メニューは12月から提供する予定です。

内藤とうがらしの生産者らでつくる特産化推進会議は、11月16日~18日に、とうがらしを使った料理とドリンクのセットを食べ飲み歩く「バル辛フェスタinのべおか」を開催、多くの市民の参加を呼びかけています。